基礎トレ!ジラーレって何?
こんにちは、バイリンガルボイストレーナーのまゆです!
今日は声楽の基礎”ジラーレ”について解説していきたいと思います!
そもそもこのジラーレ、音楽や歌をやっている人でも実はあまり耳にしないワードかもしれません。なぜなら、説明がとても難しくて、ボイトレ の先生たちも避けたがる項目だからです (正直 笑)
まずジラーレを端的に説明するとGirare(回す)です。ね?意味わかんないでしょ?苦笑
特にクラシックオペラ、声楽などのジャンルの方はこのジラーレに触れる機会も多いと思います。テクニック的には、これがあると声の響きが全然違うように聞こえるので備えているとすごく響きがよく聞こえます。あって損はないかなと思います!
これを文章ではなく、わかりすく説明した動画がこちら↓
まず、ジラーレが発生するのはロングトーン(ひとつの音を伸ばす)に多くみられますね。やいき、声の対空時間が長い分、響きというのは作られやすくなっています。コングトーン、クラシックオペラ、声楽などの組み合わせを聴く限り”ビブラートみたいなものかな?”と思う方も多いかと思いますが、ジラーレとビブラートは別物です。
ビブラートは、声を出すときに発生する空気を動かしていますが、ジラーレは論語トーンとすることによって発生した音の周り、響鳴の巡りのような感じです。
ビブラート→声(いき)自体が波打っている
ジラーレ→声自体はそこまで波打っていないが音が循環、めぐって響きになっている
そもそもロングトーンというものが声楽、オペラだとビブラートがかかることがほとんどですのでこれは併用されがちですが、物としては違うものになります。
歌ではないですが、デパートやショッピングモールのアナウンスなどを思い出してもらうと、いいヒントになるかもしれません。
「本日は〜、ご来店いただきまして〜、まことに〜ありがとうございます」
という台詞があったとして、声は普通に話しているのでビブラートはかかっていないですよね。ですが、文章自体にアクセントがついて聞こえるのがわかると思います。
この”〜”のマークが入っているところがアクセントが来るように話してみると、全体の流れが回っている、つまりセリフバージョンのジラーレが派生しているような感じです。
これが歌のときにロングトーンで発生する響き、ジラーレになります。
要は、ずっと同じ音を聴いていたらワンワンして聞こえてくるといった感じです。それが響きの要素に繋がります。
今日のトピックはかなり文章で説明するのは難しいですが、是非動画でチェックしてみてくださいね!
それでは!
ボイストレーナーMAYU
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